ライバルの存在

営業計画も決めたところで、

「営業コンサルティング」で競合企業を調査してみた。

グーグルで「営業コンサルティング」で検索すると

1ページ目に表示された企業の中に

私と事業領域がほぼ同じ企業が数社みつかった。

つまり営業代行まで対応しているコンサルティング会社だ。

 

私の場合自分のやりたいこと、強みを活かした積み上げ型の開業なので

競合がいる分野を避けるという発想はもともとなかったけれど

心のどこかで当然意識はしていた。

 

顧客の競合は積極的に調べるのに、自分の事業の競合を調べるのは

ちょっと怖い気持ちがあるというのも正直なところ。

 

けれども同業他社は非常に大切な存在。

 

まず同業他社がいるということは、それが事業として市場性があるということ。

そして、同業他社がいるかいないかでそのサービスの市場への普及速度は

まったく違ったものになる。

 

なぜか?

ある商品を知ったときの消費者の反応とはどのようなものだろう?

 

その反応の中に必ず類似商品を検索するという行動が含まれる。

ほかに業者はないか、価格は妥当か、品質はどうか。

 

同業他社の営業が活発になればなるほど

それだけ市場がそのサービスに触れる面積が増え、

等倍ではなく乗数的に市場浸透速度が増すというわけだ。

 

コンサルタントは二言目にはやれ「差別化」だの「独自性」だのいうけれど

実はオリジナルなことが必ずしも善というわけではない。

 

社会に真に必要なものならば市場は必ず競合を用意する。

資本主義とは値下げするためのシステムと言っても過言ではない。

 

だから差別化の動機が「王道を目指す覚悟」から逃れるものならそれは要注意だ。

コミットする社会のニーズを決めたなら、中小企業であるとか競合がいるなどということは関係ない、

そこに踏みとどまる覚悟と工夫なくして一体何ができるというのだろう。

 

本当に大切なのは「真似されないこと」ではなくて、

「真似されるようなものを作れること」ではないか。

 

それさえあればたとえ真似されようがオリジナルなものを

また作ればよいだけなのだから。

 

 

さて当事務所の競合だが、グーグルの1ページ目をさっと見た限り名古屋の企業が

1社あるだけであとはすべて東京の企業。支店もない模様。

1社は上場企業も含まれる。

 

市場性は十分と見ていいだろう。

あとは自分のセンスと行動次第ということか(溜息)。

 

それにしても検索で出てきた名古屋の「株式会社アイランド・ブレイン」という企業はすごい。

真摯な姿勢とみなぎる自信がページから伝わってくる。

顧客の活路を切り拓くことをひたすら追求してきたのだろう。

 

 

 

これからこのような巨人のいる市場に挑んでいくわけだ。

 

ツルタ経営サービス、弱小なれど心は錦。