根拠が明確で納得のできる現場改善

当事務所は製造業や物流業の現場改善を支援するためにビデオカメラを用いた作業改善ソフト「TimePrism」(株式会社日本生工技研製)を導入しております。

 

Time Prismは生産性向上を強力に支援するソフトウェアです。

 

標準的な流れとして、まず、工程分析をはじめとするIE分析や生産管理システムから得られた各種データ分析により問題点と改善仮説に大まかなあたりをつけます。その後、現場でTimePrismとビデオ映像を使って「どのような動作にどれ位の時間を使っているのか」という作業の「見える化」によりその問題点を浮き彫りにします。

 

そして、クライアントのプロジェクトにおいて映像を使って分析結果と改善提案を分かりやすく説明し、テストラインで効果を検証した後、本格導入するというサイクルで生産性改善を推進していきます。その際、現場向けの教材として作業映像をインターネット経由で配信し、作業者がいつでも最適作業を確認できる環境を整え、教育を支援します。

 

このように、生産現場における分析→改善→教育の全サイクルを専用ソフトならではの機能で支援致します。

 

生産改革においてもコンサルタント個人のセンスに頼るのではなく、データを重視し「誰でもできる方法」を使って「根拠に納得できる」現場改善を推進しております。

作業者目線カメラ(ヘッドマウントカメラ)について

※ヘルメットに装着した場合のイメージ
※ヘルメットに装着した場合のイメージ

当事務所では製造現場やサービス現場における教育や改善を支援するためのビデオカメラについても研究を行っております。

 

特に作業者の目線で作業の様子を撮影できる作業者目線カメラ(ヘッドマウントカメラ)には多くのメリットがあります。

 

・撮影者が不要となりビデオ撮影のコストを削減できる
・作業者目線の手元映像が改善や教育にとても使いやすい

・非サイクル作業で準備作業から後始末までフレームアウトの心配なく撮影できる

・1人の現地作業が多い業種でもビデオ改善活動が可能

・作業の急所を声を出しながら撮影することでそのまま教育用に活用できる
・作業者がどこを見ているか分かり、5S等の職場の改善点を把握しやすい
・歩行や運搬、「探す」動作の発生状況が一目瞭然
・第三者に撮影されるのに比べて作業者の心理的な負担が軽減される

 

今までビデオ分析が難しかった企業でもビデオ分析が可能となったり、「とりあえず撮影して、必要があれば後から分析」というような柔軟な改善活動ができるようになりました。 また映像を転送して遠隔地からベテラン社員が技術指導を行うような使い方も可能です。

 

このカメラとTimePrismを組み合わせることでさらに突っ込んだ作業改善研究ができ、ラインバランス改善や最適作業シュミレーション、動画マニュアル作成など圧倒的な効果を発揮します。

※職人さんの頭部の右側にカメラをつけて頂いて撮影した映像です。頭の動きに合わせてカメラの向きが変わる様子が分かります。水平視野角は110度の映像です。

主要な作業者目線カメラ(ヘッドマウントカメラ)比較表※2011年6月時点

主要作業者目線カメラ比較表(2011年6月時点)
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